近年、一般職の方や看護師さん含めて、引越を伴う転職活動が増加しております。
その中でも“Uターン”と“Iターン”と呼ばれるものを選択しているケースも見られる様になってきました。
UターンやIターンという言葉を時々耳にしますが、一体これらは何のことなのでしょうか。
今回はこれらに関して深掘りしていきたいと思います。
Uターン転職とは
子供の頃や若い時代に地方で育った方が、就職活動で大きな都市で働くために転居し、後に再び生まれ育った出身地に戻り働くケースになります。一例を上げると、静岡県で幼少期から学生時代を過ごし、社会人になるタイミングで東京都に転居してお仕事を開始するも、再び静岡県に戻ってお仕事をする形です。
Iターン転職とは
都市部で育った方が、そのまま都市部で就職した後、地方に転職・転居することを言います。例えば、生まれも育ちも東京都の看護師さんが東京都で就職した後、静岡県の病院に転職し、東京都に戻る事なくそのまま働き続けるイメージでしょうか。
基本的には出身地から別の都道府県に転居込みで転職した事を指しますね。
地方に移り住むメリット
主にいくつかのメリットがありますが、ピックアップすると以下の項目でしょうか。・交通面の混雑が減る
・金銭面負担が軽減する
・自然に触れることが出来る
メリット① 交通面の混雑が減る
都心部では通勤電車の混雑率が高いエリアでは乗車率200%近くで身動きを取れないレベルに混雑する事もあります。実は筆者である私も関東で混雑路線ベスト3に入る路線に乗車しているので、なかなかに苦労が絶えません。
乗車率は100%で座席が全て埋まり150%を上回ると混雑路線の仲間入りとされてます。
実は東京都と神奈川県以外では乗車率150%を下回る事が一般的ですので、地方部に転居した際にはこの苦労から解放されるでしょう。
メリット② 金銭面負担が軽減する
毎月発生する家賃ですが、東京都が最も高額です。東京都に続くのが、神奈川県、埼玉県、大阪府、千葉県です。
最も家賃が低いのは沖縄県で、愛媛県、高知県、香川県、宮崎県と続きます。
当然、都心部から地方部に転職となると年収も落ちてしまいますが、その分家賃や食費が低くなるので経費が節約出来ます。
都心部では駐車場も個別で契約しなければならない事も珍しくありません。
メリット③ 自然に触れることが出来る
地方在住の場合は自然が近かったり、そもそこ緑や水部に囲まれています。都会には無い緩やかな時間の流れが存在し、身体的にもマイナスイオンを浴びる機会も増え気分も前向きになりやすいと言われております。
気持ちをリフレッシュしたい時や、仕事で疲れた時など、癒される場所があるのはとても大切なことだと思います。
Uターン転職をする理由
都心よりも物価が低いので経済的な点や家族や友人が近くにいる環境にメリットを感じていたり、単純に生まれ育った出身地で暮らしたいと考えることが主です。都会の生活は人も交通量も多く、今の生活から離れたくなる瞬間もありますので、今後の人生を考え直した際に、地元に戻りたいと考える方が多いようです。
都心で習得したスキルは、当然地方でも大いに役立ちます。
採用側も即戦力級として招いてくれることもあるでしょう。
Iターン転職の理由
出身地での転職にこだわる必要性が無いので、自分の望む場所に住む事が出来ます。都会では住みにくさを感じて離れたいと思っている方も大勢いる事でしょう。
自然豊かな田舎町で穏やかに暮らす事をテーマにしたTV番組も増えているので、今後ますますIターン転職が増えていくと予測されます。
双方に共通しているデメリット
都心部から離れる際には給与が下がる事が考えられます。どんなに経験年数があっても、同水準での転職はほぼ絶望的になります。
せっかく新天地に転居しても新しい土地や職場に適応する事に時間が掛かりストレスになる事も考えられます。
地方の場合、交通機関の整備が整っておらず、移動や日々の買い物、娯楽の面でも煩わしさを感じてしまいます。
車前提の生活であることも多く、運転免許や車が無い場合は生活圏内が狭くなってしまいます。
場合によっては、コンビニやスーパーに買い物に行くだけでも車が必要になる事もあります。
メリットも大きいUターン転職、Iターン転職ですが、目先の事だけでなく数年後まで見据える事が大切になってきますね。
最後に
Uターン転職・Iターン転職に関わらず、転居になるために引っ越し作業がどうしても発生してしまいます。出来る限り、借り上げ住宅制度や単身寮などがある環境が望ましいですね。
都心・地方に関わらず、借り上げ住宅制度や単身寮がある勤務先は沢山ありますので、これらを利用することで多少なりとも転職の負担を軽減する事が可能でしょう。
ナースJJではUターン転職・Iターン転職される方を毎年沢山サポートしておりますので、お考えの方はお気軽にご相談いただけますと幸いです。
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