医療業界だけに留まらず、春は年間を通して最も転職する方が多い時期です。
新たに新社会人としてお仕事をスタートされる新卒の方も含めると、非常に沢山の方が春から新しい職場になります。
皆さん新たな気持ちでお仕事をスタートしていますので、当然良い職場である事を心から願っています。
特にこの時期は自分が選んだ職場が良い職場なのか、心配になる方が多くなる傾向にありますので、一般的にどのような基準で良い悪いを判断する事が多いのか、幾つかのポイントをまとめていきましょう。
判断基準① 自分のやりたい仕事が出来ているか
看護師の皆さんは決して安くない学費に膨大な時間、国家試験をパスする為の勉学など大変な労力を経て、資格を獲得していらっしゃいます。看護師資格取得の為に様々な想いを抱いている事でしょう。
その為、憧れの看護師の仕事であれば、辛い時でも耐える事が出来、自身のやりがいも感じる事が出来るのではないでしょうか。
残念ながら、理想と異なりあまりやりたくない仕事であれば、日々ストレスを感じて仕事をしなければなりません。
何年も看護師のお仕事を継続されている方にお話を伺うと、仕事が楽しいという気持ちが強く、それ故に苦労を乗り越える事が出来ているそうです。
輝いている社会人の方に共通しているのは、好きな事を仕事にされている、という点でしょう。
判断基準② 社会の役に立てているかどうか
看護師のお仕事をする理由は幾つかあると思います。当然ながら、お金を稼ぐという事も含まれます。
ただ、同じ仕事をするのであれば、やはりお金を稼ぐだけに留めず、社会のため、世のため、人のために貢献したいものです。
社会貢献度の高い仕事を選ぶ事も、職場選びの重要な判断基準に含まれます。
看護師さんの場合、患者様のため、地域のために役に立っていると実感出来る事で、やりがいも自然と生まれます。
その結果、高いモチベーションを維持する事が出来るので、この点も良い職場選びの重要な判断基準です。
判断基準③ 看護師として成長する事が出来るかどうか
職場の選び方は法人・会社としての規模、待遇面など目に見える部分だけで決めるのではなく、『看護師として輝けるか?』という点にも注目していきましょう。主に以下の2つが重要になります。
①職場の上司や先輩が部下や後輩を育てる事が風土として定着している
②研修や勉強会等があり看護師としてのスキルアップに繋がりやすい
やはり、専門職として看護師資格を取得したのであれば、日々の業務を覚える事だけでなく、キャリアアップ出来る制度や環境があるかという点にも注目していきたいところです。
一昔前と異なり、現在は終身雇用という考え方が廃れてきていますので、看護師として成長していく事が出来る職場環境であれば、仮に他の職場で働く事になった際にも安心出来る点になるでしょう。
判断基準④ 看護師として自分が輝ける職場かどうか
同じ業務内容の繰り返しが多いルーティンワークでは、ずっと同じ事をこの先も続けて行く事に対して、見えない不安に襲われる事もあります。その為、多くの看護師の方は現在の職場で業務を続けるのではなく、新しい刺激・変化などを求めて転職する事になります。
転職する事も選択肢の1つである事は間違いありませんが、その前に今の職場で看護師として輝く為に以下の点を試してみるものオススメです。
理想とする先輩看護師を目標にする
目標設定は漠然と行うより、頑張れば達成可能なものを設定する事が良いとされてます。その為、職場でカッコよく働いている先輩看護師を見つけて目標にするのは有効でしょう。
目標の先輩がいてくれる事で、数ヵ月後・数年後の未来の自分がイメージしやすくなります。
目標に定めた先輩が他の看護師からも憧れの対象になっている事は少なくないです。
何故、その先輩が多くの方から尊敬されているのか、しっかり観察する事で看護師としての成長のチャンスをつかむことができます。
判断基準⑤ 風通し・人間関係の良い職場環境かどうか
どんなに待遇面が優れていても、人間関係が悪ければ全てが台無しになるレベルで非常に重要な要素です。中には人間関係が悪い事を職場側が把握しており、その為に応募者を集める目的で地域相場より高い給与に設定している場合もあります。
この事に気づかずに面接に応募し勤務を開始してしまったら大変です。
風通しと人間関係の良い職場の判断基準は主に以下の2点です。
①先輩、上司が良い人である
コミュニケーションが取りやすく、プライベートな悩みですら相談に応じてくれると非常に働きやすいです。自然と職場全体も明るい雰囲気になっていく事でしょう。
②自分自身の意見を発言する事が出来る
何も発言出来ない環境は恐怖を生み、暗い環境となってしまいます。改善出来そうな取り組みを伝えた時に、きちんと職場が耳を傾けてくれるかも判断していきましょう。
まとめ
長く働き続ける職場を見つける事は本当に大変ですが、今回紹介させていただいた内容を踏まえて、自分自身がこの職場なら勤めていけるという場所を探していきたいものです。就職活動では、出来るかぎり職場の実態を調べ、良い勤務先を見抜けるように心がけていきましょう。
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