美容クリニックへ転職を考える看護師さんが知っておきたい7つの事

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日々美容クリニックの人事担当者の方と連絡をしている中で感じる事は、店舗数をどの会社も右肩上がりで増やされている事です。
全国の主要都市には既に多くの美容クリニックがある中で、それでも出店を行っていくという事は、それだけ多くの需要があるという事に他なりません。
そして、華やかな世界というイメージである美容業界に、自らも一度は踏み込みたいと考えた事がある方も少なくないのではないでしょうか。

イメージが先行している中で実際に働いてみると、様々なギャップから早期退職してしまうケースもあり得ます。
今回は実際に美容クリニックで働くのであれば、事前に知っておきたい7項目について記載していきたいと思います。

1. 土日祝は休めない

美容クリニックはサービス業ですので、繁忙日が平日ではありません。
全ての土日祝が出勤になるという訳ではありませんが、希望休を超える日数で土日祝希望がある場合、残念ながら就業していくのは難しいでしょう。

逆に平日が休診日で固定されているケースもある為、土日祝は混んでいるような場所をすいている平日に楽しみたいという場合には適しております。

2. 患者様&利用者様がお客様になる

病院やクリニックでは患者様、施設では利用者様という表現になりますが、美容クリニックではお客様に変わります。
特に銀座の美容クリニックなどは富裕層がメインの客層である為、通常のサービス業を超える接遇レベルが求められます。

病院やクリニック、施設の場合、患者様や利用者様には親しみを持って砕けた表現の方が好まれる事が多いですが、働く環境が変わればそのような言葉遣いはクレーム対象にもなりかねません。
その為、今までの常識が通用せず、1から接遇面やマナーについて学ぶ事になる為、その点がストレスになってしまう事は考えられます。

3. 美意識が高いスタッフが多い

美容クリニックという性質上、当然ながら美意識が高いスタッフが多くなります。
実際に入職した看護師さんからいただいたお話として、美意識が高いが故にピリッとした現場の空気を感じる瞬間が多々あるとの事でした。

美意識を高める事はお客様への説得力にも繋がりますので、当然高める事が求められますが、その点が過度に負担に感じてしまうかもしれません。
ただ、社割で施術を受けられる事が殆どですので、自分自身も美意識も高められる環境という事は、考え方によってはメリットに感じる場合も多いでしょうか。

4. 意外と体力勝負

とある美容クリニックの人事担当者さまから実際に伺ったお話ですが、1日中立ちながら脱毛レーザーを照射する作業がメインであり、その作業を毎日行っていただくそうです。
レーザー照射にはチクっとした痛みが伴う為、お客様に痛みを極力感じさせない様に細心の注意を払いながら業務を行う必要があります。
その為、人によっては気を使い過ぎて神経がすり減り、体力面での疲弊もあり体調を崩してしまうケースも考えられます。

華やかなイメージのある美容クリニックですが、求められる部分は意外とこのような体力面だったりします。
ですので、比較的元気があり体力のありそうな看護師さんが採用されやすい傾向はあります。
また、完全予約制の美容クリニックも多くありますが、実際は過剰に予約を組み込んでいる為に、全く業務に余裕が無い事もしばしば。

5. 転職時の経験加算が無い&経験加算にならない

病院の場合、今までの経験年数に応じて給与が算出される事が殆どですが、美容クリニックの場合は給与に反映される項目は美容業界での経験年数のみである事が多いです。
その為、殆どの美容クリニックでは入職時の給与は一律固定でスタート、もしくは経験3年以上と3年以下でのみ分けられている場合もあり、美容クリニックは特殊な給与体系になります。

残念ながら美容クリニックが合わず病院に転職する際に直面する問題として、美容クリニックの経験は給与に反映されません。
つまり、経験年数としては全く評価されないという事です。

美容クリニックでのお仕事を考えている場合、この先もずっと美容業界で働いていくという心構えが必要かもしれません。

6. クリニック独自のノルマがある

美容クリニックの看護師において、売上ノルマが全くないクリニックも沢山ございます。
看護師と営業担当の仕事が分業している場合、看護業務に専念出来るというのが最大のメリットです。

ただ、中には売上ノルマが課せられる事で、過度な声掛け・提案をしなければならないケースもあるので、その点はキチンと入職前に確認したい項目になります。

中には体重コントロールを課せられている美容クリニックもあり、基準値をオーバーすると院内に名前の貼り出しを行うケースもあります。

7. 社風や求める人材像はクリニックによって異なる

美容クリニックは採用HPを見てみると、病院や施設などよりも色濃く求める社風や人物増を開示しております。
中には超が付くほどの体育会系の美容クリニックもあれば、従業員はファミリーという事で従業員同士の誕生日会などは欠かさず行っていたりと、同じ美容業界でありながらクリニック毎の特色が大きく異なります。

病院や施設での転職活動では、なかなかこの部分に目を通すケースは実際には少ないと思いますが、美容クリニックの場合はしっかりと目を通す事で入職後のミスマッチングを防ぐ為、とても重要な要素になっております。

まとめ

華やかな印象が先行しているが故に、早期退職の多い美容業界。
美容業界に飛び込むチャンスは少なくないですが、しっかりと業界分析などを行う事で、本当に美容クリニックで働いていく事が出来るのか、見極める事がとても大切です。
日勤で高給与、非常に魅力的な美容クリニックのお仕事ですが、続ける事が出来なければ意味はありません。
ただ、美容クリニックが天職であれば最高の環境であるとも言えるでしょう。

美容クリニックでのお仕事に興味のある方は、経験豊富なコンサルタントがしっかりと相談に応じますので、お気軽にナースJJまでお問い合わせいただけますと幸いです。

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