たくさんの求人検索を行い、面接の準備をし、緊張する面接を乗り越えて勝ち取った採用内定。
ここまで大変な思いをしてきて、内定を獲得してやっと一安心…という訳にはいかず、転職後最初の1週間が最も大変と言っても過言ではありません。
新しい同僚、新しい仕事、新しい環境でストレスが掛かりやすい状況です。
しかし、転職は最初の1週間をどのように過ごすかがとても重要になります。
1. 自己紹介や挨拶は自分から先に行う
必ずしも全職員から、新しく入った看護師だと認識されているとは限りません。初めて会う職員には『本日から(日にちから経過している場合は今週から)勤務する事になりました〇〇です。』と挨拶を行いましょう。
もちろん、医師や看護師だけに挨拶を行うのではなく、その他の職種の方々にも挨拶が必要です。
2. 分からないことは質問・相談する
中途採用の看護師さんの場合、『沢山質問してしまうと迷惑になってしまうし・・・』『この位のスキルなら持っていて当然と思われているはず・・・』と言った具合にご自身で判断してしまうケースがあります。自分の判断で業務を行ってしまい、大きなトラブルに発展してしまう事もあります。
転職したばかりですと分からない事があるのは極当たり前ですので、まずは遠慮なく質問と相談を行いましょう。
3. 今までの職場での知識をひけらかさない
『前の病院ではこんなやり方をしていた』このような事を口に出したくなる瞬間も必ずあるでしょう。
しかし、まずは今の職場で教わる姿勢を大切にして、前職での知識は職場に溶け込んでから提案していくと良いでしょう。
4. 職場の習慣をまずは受け入れる
前述した項目と被る部分もありますが、病院やクリニックには何年も前から代々受け継がれている習慣がある場合があります。『これは何の為に行っている業務なんだろう?』と納得出来ないことがあるかもしれませんが、
その習慣を行う事で職員同士がコミュニケーションを取っているケースもあるので、まずはこのような習慣の意味を理解するようにしてみましょう。
5. 年下職員の呼び方に注意
中途採用の場合、職場に年下の職員がいることも多いかと思います。ここでラフな感じにタメ口で話をしてしまうと、職場での人間関係構築に影響が出る恐れがあります。
新しい職場では、例え年下の職員であっても先輩職員であるという事を忘れないようにしましょう。
6. 人間関係を分析する
転職したばかりで気になるのは職場の人間関係。様々なタイプの看護師さんがいらっしゃいますが、まずは一歩引いた視点から、派閥や仲たがいしている職員がいるのかを観察してみましょう。
クリニックのように皆さんのお休みが異なる場合、出勤しているメンバーによって雰囲気が一変する事もあります。
いわゆる昔からいる職場の主(お局)がいる場合、安全な距離を確保して自分の居場所を確保しましょう。
仲良くなる事で仕事が円滑に進む利点もありますが、くれぐれも適度な距離感を保つ事を意識してください。
7. 遠慮し過ぎず、率先して動く
転職したばかりなので目立たずに過ごそうと考えていると、周りの職員から『受け身』『元気がない』『積極性が無い』という捉え方をされてしまうかもしれません。指導担当の先輩からの指示を待つのではなく、『何か手伝える事はありますか?』と積極的に行動していきましょう。
勿論、声を掛けるタイミングも定時前や休憩前、会議やミーティング前は避けましょう。
8. 批判的な意見は避ける
転職したばかりだと周りの同僚の性格なども分かりません。軽い気持ちで雑談したつもりでも、もしかすると相手の関係者を批判しているかもしれません。
前職の上司に対する愚痴も、新しい上司からすると「自分も批判されるかもしれない」とネガティブな印象を与えかねません。
ネガティブな意見からは良い環境は生まれませんので、そのような発言は避けていきましょう。
まとめ
転職したばかりの時期に大切なのは、1日でも早く仕事に慣れる事です。最初の内は精神的なストレスも多いですが、周りの職員と円滑な関係を構築出来れば、そのストレス期間も短く出来る事でしょう。
中途採用だからといって『即戦力を期待されているから頑張らないと・・・』と過度に頑張りすぎず、焦らずに少しずつ職場に馴染んでいきましょう。
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